歯科口腔外科

超高齢時代の歯科口腔外科について

生体監視モニター

基礎疾患、いわゆる持病(高血圧、糖尿病、狭心症、慢性呼吸器疾患、腎疾患等)をお持ちの方で、お薬をたくさん飲まれている方は珍しくありません。

このような方で歯科治療、特に抜歯等はあらかじめ他科の先生と連絡を取り合う必要があります。必ずお薬手帳を持参の上、お越し下さい。

また、当医院には生体監視モニターがありますので、血圧や、脈拍等をリアルタイムで監視しながら安全に歯科治療を受ける事ができます。

金属アレルギーについて

意外に知られていませんが、歯科治療で入れた金属により、皮膚にアレルギー性の炎症が起こる事があります。その場合、大学病院にてアレルギーのテスト行い、どの金属がアレルギーを引き起こすのかを調べます。

その結果をみて、金属を使わない方法に変えたり、違う種類の金属を使う場合があります。心あたりがあれば一度担当医にご相談下さい。

親知らずの抜歯について

CT

当医院では口腔外科で研修した歯科医師により、通常では大きな病院へ紹介になってしまう難しい親知らずも、こちらで抜歯しております。

親知らずを抜くという事は良い事ばかりではありません。抜いた方が良い場合と抜かない方が良い場合があります。

現在の症状や、今後親知らずを残した事で起こりうるむし歯や、歯周病をおこす可能性と、親知らずを抜く事で起こりうる合併症(神経麻痺)のリスクをてんびんにかけて、抜く抜かないを判断しなければいけません。

神経麻痺を起こすリスクをより正確に判断する為に、当医院では下の親知らずの抜歯に関して、すべてCT撮影を行っております。

親知らずを抜くまでの流れ

①痛みがあって来院
現在の状態を確認する為に、レントゲンを撮ります。(下の親知らずの場合はCT撮影も行います。)痛みがある時は麻酔が効かないので、まずは消毒とお薬にて痛みを抑えます。

②数日後、痛みが治まる(痛みがなく来院の場合はここから)
現在の状態を確認する為に、レントゲンを撮ります。(下の親知らずの場合はCT撮影も行います。)検査の結果、抜いた方が良いのか、抜かない方が良いのかを、リスクを交えて説明致します。抜く場合は同意書に承諾を頂き、後日時間をとって抜歯します。

③抜歯

④消毒、抜糸

4本まとめて一気に抜歯したい、怖いから全身麻酔で抜きたいという方も中にはおみえです。その場合、入院が不可欠ですので、対応している病院歯科へ紹介させて頂きます。